呑み鉄鈍行ちどり足号で沿線案内をしました

9/24(日)芸備線魅力創造プロジェクトでは前日のシンポジウムに続き、

貸切列車「呑み鉄鈍行ちどり足号」を運行、

キハ47の2両で三次から備後落合までを往復して

列車の中で沿線の地酒を試飲するイベントを開催しました。

名前は、かつて芸備線から木次線を走り山陽と山陰をつないでいた

「急行ちどり」にちなみました。

クラウドファンディングでご支援いただいた方々約70人と

スタッフ、報道関係者の約100人が乗車して、

芸備線ののどかな車窓と、その風景の中で育まれた地酒を楽しみました。

私は車中で沿線の名物の案内と司会をしたので車内の写真は撮れていませんが、

皆さんから「とても楽しい!」「また続けてやってほしい!」と大変喜んで頂けました。

試飲していただいたお酒は芸備線向原駅前の向原酒造の「向井櫻」、

備後三日市駅近くの「比婆美人」、

東城駅近くの北村醸造場「菊文明」、生熊酒造「超群」、

庄原市の「花酔」、木次線油木駅前の高原酒造の純米どぶろく「油木のしずく」の6銘柄です。

その中から、向井櫻、菊文明、比婆美人、油木のしずくの4蔵の方にご乗車いただき、

お酒の解説を伺いました。

備後落合駅ボランティアガイドの永橋さんの芸備線案内もありました。

備後落合駅では地元の皆さんの盛大なお出迎えを受け、

1時間ばかり、永橋さんの駅構内案内や駅前広場でのお酒やお弁当、

木次線グッズや奥出雲町の酒「七冠馬」、三次ワインなどの販売で楽しんで頂きました。

途中、木次線から奥出雲おろち号がやって来て出迎えました。

三次から備後落合は普段、キハ120の1両が走っています。

キハ47は期間限定で庄原ライナーとして備後庄原までは走ることがありますが、

お客を乗せて備後庄原駅を越えて北上し備後落合駅まで走ることは大変珍しく、

年配の方が「かつてのようでうれしい」と三次駅まで見に来たり、

地元議員さんが駆けつけてくださっての見送りや

備後庄原駅では3番線に入って通過する呑み鉄号に手を振るパンダさん、

沿線のあちらこちらで手を振ってくださる人たちに、

車中からも喜んで手を振り返していました。

帰りの備後落合駅発車時には、力いっぱい手を振ってくださる永橋さんや地元の皆さんに、

皆さんおもてなしへの御礼を言いながら手を振りました。


私は広島の地酒が大好きです。

酒造りの文化を発展させ伝えていくためには、

皆が生活の中で酒を楽しみ、蔵を育て、応援して行くことが必要です。

鉄道と通じるものがあるなあと感じる次第です。

ご支援くださった皆さま、ご協力くださった酒蔵の皆さま、

懸命に働いてくださったスタッフの皆さま、

そして沿線から手を振って応援してくださった皆さま、

本当にありがとうございました。