おろち号ラストランと備後落合駅転車台

木次線観光トロッコ列車・奥出雲おろち号の最終運行日。

木次線と芸備線との接続駅、広島県の備後落合駅で出迎え、見送りました。

約500人が見送りに訪れ、安全のためにJRさんが

特別に構内の転車台付近を開放されました。

 

備後落合駅には広島県内に唯一残る、貴重な蒸気機関車の転車台があります。

傍らには給炭台と、機関庫の跡があります。

ホームの外にあるため普段は近くに行くことはできません。

蒸気機関車の車庫跡で、その当時を知る、元国鉄機関士のボランティアガイドさんが、

転車台や給炭台についての解説をしてくださいました。

 

“眠らない駅” 備後落合の往時の繁栄ぶり、

私たちが立っているまさにその場所で、

汗を流して働いておられた方々のご苦労に思いをはせました。

 

その後、おろち号が木次線の1番ホームに入って来ると、

ボランティアガイドさんご夫妻と新見駅長さんが、

おろち号の運転士さんと車掌さんに花束を贈呈されました。

1番ホーム、2,3番ホーム、そして転車台や車庫跡からも

大勢の人が手旗を振って見送りました。

 

長い汽笛を鳴らして別れを告げるおろち号に涙しました。

これまでの素敵な思い出を、これからも大切にします。

今までご尽力くださった皆さま、ありがとうございました。